退職して1か月
こんにちは、トリスフです
なにやら知らぬ間に、アクセスが一気に伸びてました。おもに秋田の人口減少問題の考察についてアクセスが集中してました。"秋田 人口減少"でGoogle検索すると私の検索だと今2番目に出てくるサイトになってます。(まじかよ)
というわけで息を潜めていたわけですが(?)、段々普段通りの人数に減ってきましたので、いつも通りに肩の力を抜いてブログを書きます。
四月の反省
さてそんな話はおいといて、この1か月じゃあ何をしていたのかっていうことです。
大きく分けると4つ。①実家の手伝い、②資格勉強、③起業に向けた仕込み、④だらだらに分類されます。
①については、そのまんまですね。実家の仕事を手伝ってました。まあ大した仕事じゃないんですが突発的に仕事を入れられるもんで(無給ですが飯は食わせてもらえる)、4月はそのおかげで食費と家賃が浮いて経済的に生きていけています。それでもやはり突発的な出費は仕方がないわけで、なんだかんだ出費しています。
②次、資格の勉強については、以前このブログでもちょっと取りあげましたが宅建ですね。宅建は教科書みたいな本みて最初ラクショーと思っていたんですが、実際に問題を解いてみると民法の判例とかむちゃくちゃめんどうだなと思い始めてきました。ただこれは無心で問題解き続ければなれるなという予測はあります。それと、宅建よりむしろ試験日的にも簿記の3級が取りやすいようなので、今後受けていく予定です。
で、③の起業の仕込みです。実はこのブログでは報告してませんでしたが、私とほぼ同時期に仕事をやめて秋田に帰ってくる友人がいまして、その友人と何か行動しようと画策しております。一人で何か始めるより友人がいるというのは実に心強いとしみじみ実感してます。その起業の種の関連で、M種町とかY手市とか行ってきました。M種町は特に普通に田んぼにキジがうろちょろしてて(2回ほど見ました)、驚きと共にのどかでいい場所だなあと感じました。そのほかにも、とりあえずやれることを小さくやるということで、まず自分で思いつく限りのことをどんどん始めてみています。ひょっとしたらこの内容はおおっぴらにブログに書くかもしれませんが、現時点では伏せておきます。
で、④。だらだら。これこそ現代人の勤労の義務から解放された姿。このダラダラタイムこそ幸せともいえますが、この1か月一番時間を費やしてしました。むしろ実に長かったと感じました。ただまあ必然かなと。これまで仕事で働いていたように昼食や休憩以外仕事というキレイな時間の区切り方ができるような状況ではなく、1ー3時間空いたら突発的に用事が発生したりするわけです。で、その未確定の間の時間の使い方をどうするのかというと、ダラダラしてしまいます。3月末から4月末にかけて反省した結果、それが浮き彫りになりました(気付くのが正直おそかったね…)。今後はこの辺りは改善したい。
そのダラダラタイムにも、何してんだ俺っていう時間と、意外と有意義やんっていう時間があるわけです。せっかく秋田に帰ってきたので秋田らしいこと、秋田でしかできないことをしたいなと考えるわけです。秋田の発展とかブログにかいたわけで、何かできないかなーと考えてたわけです。そして思いついた一つが、google mapへの秋田県の名所登録です。他県にいた私からすると、秋田県は実に宣伝が少ない県だと思います。これじゃ他県から秋田に来て、何をしたら良いのかなんてわからないと思います。じゃあ俺がやっちゃるってことで、まず地元の名所をガンガンgoogle mapに登録してます。
現時点で登録してるのは神社とか寺が多いですね。実際秋田に住んでたころからそうでしたが、この神社いつからあるん?どういう経緯を踏んでるん?っていう寺社仏閣が秋田には沢山あります。高校のころをわからなかった場所を、実際にgoogle mapに登録して、その歴史を調べてみると知らなかったことがどんどん分かって面白いです。私の北海道の友人からすると、本州はその辺の神社が実は500年以上前からあるとか聞くとびっくりするといいます。実際こういうものこそ今後重要になるものかもしれないと思うわけで、しかしながら全然google mapにも登録されていない!というわけで、神社や石碑を見つけては写真を撮り、google mapに登録しているわけです。
ちなみにgoogle mapの登録の仕方ですが、google mapを開いて名所の場所を調べて何もないことを確認したら、右クリックして"地図に載っていない場所を追加"をクリックして、googleに報告すれば良いだけです。カテゴリはとりあえず観光名所にしておけばいいんです(流石になんでもかんでもはおすすめはしませんがね)。実に簡単。登録したり口コミすると徐々にローカルガイドレベルってのが上がるようで、そのシステムに乗せられて現在暇な時間にレベル上げに勤しんでいます。今現在レベル3。スライムなら楽勝ですからかかってきなさい状態ですよ。出来れば今後はgoogle map以外のサイトで美味しい店とか良い場所をしっかり紹介していけるようになりたいですね。まあ、これまた今後の為に色々勉強していかないとあかんと思っているところです。
さてさて、1か月の現状をさらっと書きました。徐々に新生活のリズムが出来始めてきました。これから大事なのは、考える時間を確保することだなと思っています。意外と落ち着く時間がなくて、考える時間が失われています。思考停止状態でダラダラしてることが多い。ただ以前も少し執筆しましたが、私自身やるべきことをやっていないと満足できない人間なので、これまでの約1か月はこの状態に気付くのに必要な時間として計上します。大事なのがこれからだと思っています。日進月歩で着実に進んでいこうと思っています。
本日の内容は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
クニマスの養殖への期待と可能性
実家に帰ってきました。しばらくは失業保険で生きます。
受給中に、やった方がいいなと思うことを実践していくことになります。まずは就職を目指すというより、貯金を使いながら起業を考えてみます。
これからは行動が大事ですね。その一つとして、考えたアイデアをここで吐き出そうと思いました。で、今日はクニマスについて軽く調べたので、まとめ&吐き出しです。
クニマス発見の経緯
結構おいしいようで、結婚式で食べられるような高級魚でもあったようです。
ただ、戦時(1940年)に玉川の強酸性の水を田沢湖に流し込んだことより絶滅しました。
クニマスとよく似た魚にヒメマスがいますが、ヒメマスも酸性度に敏感です。クニマスにとっちゃえらいこっちゃだったようで1年後には全く獲れなくなっていたようです。
田沢湖観光協会はクニマスの発見に懸賞金500万円を提示していました。しかし見つからず。
で、そのクニマスが2010年に山梨県西湖でさかなクンさんと京都大の中坊徹次先生により発見され、大きな話題となりました。
↑水産庁HPより、さかなくんさんによるありがたいクニマスのイラスト
実は西湖には1935年にクニマスの卵10万粒が放流される移植実験が行われておりまして、これが繁殖した結果、定着したと考えられています。
産卵時期や形態的特徴を踏まえクニマスであると考えられているようですが、クニマスが本当にクニマスであるかは若干議論の余地はある模様です。
今の時代、同定となればDNA鑑定が強力な手法でしょうが、田沢湖のクニマス由来のDNAを取れるサンプルが見つかっていないため同定が難しいのでしょう。ウロコの1枚でもあれば可能なんですがね。乾燥させたクニマスが入ってた箱に落ちてる粉とかでも見つかるかもしれませんが・・・。
さておきクニマス発見を受けて、秋田県仙北市ではクニマス里帰りプロジェクトを始動させており、2017年の6月にクニマス未来館をオープンさせる予定だそうです。
今後クニマスの完全養殖を目指して動くらしいです。
で、私もクニマス養殖について興味があったので、調べてみました。
クニマス養殖の現状
クニマスの養殖は山梨県の水産技術センターが挑戦しているようです。ざっくり調べた限り、以下の流れです。
・ヒメマスとほぼ同じ飼い方で飼えそうなのがわかったし、人工授精にも成功。
・2012年に人工授精で700匹を孵化させた。
・3年目(2015年)でヒメマスが90%以上成熟するのに対して、クニマスは5%だった。2012年にふ化させた700匹も病気で死ぬなどして残るは約100匹。(一部は試食されているんじゃないかなと邪推)
・西湖に住むクニマスの数は2014年時点で約4000匹と推定
ざっくりいうとこんなところです。つまり、水槽で安定した飼い方と繁殖方法が確立していない現状です。
追加で最新の報告によれば
"去年、県水産技術センターが人工養殖に向け、この第1世代同士の4匹で授精を行いましたが、309個の卵からふ化した第2世代はわずか2匹だけでした。 人工養殖でヒメマスがふ化する割合は80%であるのに対し、人工養殖でのクニマスのふ化する割合は、これまでの試験で1%未満と極端に低くなっています。"
とあります。どうして人口養殖の孵化率が悪いのか、今後詳しく検討する必要があるでしょう。いずれにせよ問題だらけで、養殖方法は確立するのに最速であと10年はかかりそうです。
クニマス養殖への道
というわけで今後どうやって養殖方法を確立するか考えてみました。
まず、西湖に卵10万個を放流したという時点で1935年にクニマスの養殖手法はある程度確立できていた可能性があります。
asahi.com(朝日新聞社):クニマスの地元・田沢湖、深い喜び 70年ぶり再発見 - 環境
調べると、田沢湖孵化場と西湖村漁協との間に1935年にはがきのやり取りがあったようです。
サーモンミュージアム(鮭のバーチャル博物館)|マルハニチロ株式会社
HPからの引用ですが、"田沢湖・春山にあったふ化場。規模は小さいが、管理小屋、ふ化場、水路、稚魚池などが配置されている。(「クニマス百科」より)"
少なくとも田沢湖孵化場で卵から孵化して稚魚まで育てることはできていたようですね。つまり、昔どんな方法とってたのか徹底的に調べるのが第一です。1935年ということは、現在生きている人で養殖場に携わっていた人がぎりぎりいるかもしれません。今のうち聞きこみ調査するのは大事ですね。当然やってるのだろうとは思いますが不明です。
次にどうやって卵を得るかです。一番お手軽なのは成魚クニマスが交尾、産卵する条件を見つけることでしょう。しかしこれ、苦戦中。3年後に700匹中100匹しか生き残らなかったことから生育条件が確立できていないと言わざるをえません。よって人工的に飼う場合、数匹単位で温度から餌、その他刺激など飼育条件を分けて飼う必要があると思います。各飼育条件において、評価項目は寿命、成長速度と体長、性徴がみられるまでの期間、未受精卵と精子の数ですかね。そして、これらの検討は山梨県の水産技術センターだけで行うには限界があります。おそらく複数の条件は試したくても、設備上限界があるのではないかと思います。秋田県も積極的に養殖方法の確立に協力していくべきだと思います。
生物工学の技術を使うのもアリです。ただ未だに精子の保存はできても魚類の未授精卵、受精卵の長期保存法は確立されておりません。しかし卵母細胞ぐらいは凍結保存しておくと、後でヒメマスか何かに移植して卵だけはクニマスのものを産ませるように出来るかも知れません。もうあるかもしれませんがね。ともかく細胞をiPS化して分化させることも期待できますし、細胞は凍結保存しておくと良いでしょう。特に、一種類だけではなく複数のクニマスの細胞を保存しておいて、遺伝的多様性を確保しておくことが重要だと思います。
クニマスが飼えるかもしれない場所でいきなり稚魚放流から検討するのもよいと思います。人工的に成体まで飼えない可能性があるためです。人工栽培に成功していないマツタケのようなものだと考えて頂ければと。ではどこで?となりますが、まず最初に浮かぶのは当然ながら田沢湖です。田沢湖で同様の設備を作れば孵化から稚魚までは出来るかもしれません。しかし、問題は絶滅の原因にもなりました酸性化の影響でしょう。クニマスは現状田沢湖の水の中で生育可能なのか、田沢湖に十分なエサがあるのかは今後調査が必要です。まあそういうの抜きで放流して繁殖成功したらオッケーなんですけどね。
田沢湖以外で飼えるとしたら、秋田県内だとまず十和田湖が浮かびます。理由はヒメマスが飼えるためです。十和田湖もヒメマス養殖に苦心した歴史があるようです。知りたい方はぐぐってみてください。この場合鍵を握るのは十和田増殖漁業協同組合でしょうか。十和田湖へのクニマスの放流もいずれ予想できる事業です。
田沢湖に流れる川のうち、玉川と合流していない川の上流にクニマス繁殖用の池を作って繁殖試験を行うのも手だと思います。ヒメマスを実際に人工池を作って養殖している業者も北海道にいます。詳しくは以下のURLをどうぞ。
実際北海道で試したほうが早い可能性もありますが、秋田県にクニマスを戻そうというプロジェクトですので、北海道での可能性はここでは詳しく言及しません。
以上のような試行を行ううちに、養殖成功に繋がると思います。
ただ、クニマスは5年生きる魚だそうなので、最低2世代(F2まで)飼うことを考えると約10年掛かりの事業になります。最速で10年後に一般の人でも(おそらく高級魚ですがなんとか)クニマスが食べられるようになると思います。
定着後の予測
クニマスは美味とされる魚であります。ということは、名産になります。がゆえに山梨の水産技術センターでも養殖法の確立に力を入れているわけです。しかしもともと秋田にだけ生息していた魚ですので、秋田県の名産にもなるでしょう。
クニマスは日本にしかいない魚です。そして美味ならば、世界に対抗できる名産品となります。ゆくゆくはノルウェーのトラウトサーモンのごとく養殖されるようになるかもしれません。そうすると市場規模は数百億になることが期待できます。その第一歩として、秋田県は積極的にクニマス養殖に関係していくべきだと思います。
最後に…
さて、なんだかんだ執筆してきましたが、要するに何が言いたいかと言うと、クニマスを食べてみたいってことです。
個人的に育成を手伝えるならやってみたい気はありますね。今後クニマス養殖には注目していきたいと考えています。
以上、クニマスの可能性についてでした。
漂流教室の未来人
先に言っておきますが、今日はつまらない記事です。
今日は飲みすぎました。
何もなかったんですが、飲みすぎました。
そしてトイレに駆け込んだわけです。ええ。
@反省ってやつです。
その瞬間思い出したこと。
漂流教室の未来人っているじゃないですか。
みたことありますか?↑こんなのです。
こいつ、なんでこんな形してるのかなって。
ずっと不思議だったんです。
でも、リバースしてるときなんでか頭によぎったんです。
その時、ああ、これはリバースするのに最適な形だって思いました。
ちょうど、私がリバースしてるときの形が未来人状態だったんですよ。
気付いてしまった。だからこんな形だったんだと。
未来人は、トイレでゲロを吐くのに優れているからこんな形だったんだと。
この答え、私の中にすっと入って(吐いて?)きました。
この記事は衝動です。
しかし、この気づきをさせる漂流教室ははんぱないなと、是非とも言葉に残そうと思って、ブログを書いた次第であります。
この瞬間の為にあいつはああいう形をとっていたんだなって、自分の中で氷解しました。
真実はどうあれ、そうなのです。
歯車がカチっとはまった気がしました。真実はどうあれ(大事なことなので2回いいました)
ああ、長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
秋田県の人口減少問題と対策を考察
ここ数日は人口減少問題について考えていました。
"秋田県 問題"で検索すると、まず引っ掛かるのが人口減少問題です
上の記事を引用しますと、"秋田県は、出生率や婚姻率、死亡率、自然増減と、死因別死亡率の悪性新生物(がん)、脳血管疾患、自殺率で、全国最悪となった"とあります。(記事は2016年12月に執筆されたようです)
2017年現在人口減少問題は秋田県だけではなく日本全国で取り組むべき問題だと思いますが、その中でも秋田県は最も深刻な状況下にあるようです。
私はこのような問題の浮上は、行動に変化を起こすきっかけとなると思います。ワースト1位だからこそ動かなければならないという意識が生まれるものかなと。
そこで、秋田の人口減少問題をどうやって解決するのってことをちょっと考えてみます。例のごとく下調べはほとんどなしで、今ある知識で考えます。
考察は秋田に住む日本人を増やして解決するという前提で行います。また、本記事では人口減少対策としてどういうことを行えばいいのかというざっくりとした全体像を描くことを目的とします。じゃあ具体的に何をすればいいかについては、ここからさらに調べて考え出す必要があります。後日何かいい対策が思いついたら、執筆するかもしれません。
(画像はアンサイクロペディア 秋田県より)
まずはじめに、秋田の人口減少問題について分解してみました。大きく分けると【1】若者の県外流出の増加、【2】移住者の減少、【3】県民が子供を産まない、【4】県民が死亡するという4つになると思いました。
要するにこの4つの問題を解決していけば、人口減少問題は解決するというわけですね。ではそれぞれの項目について、できれば対策まで叩き台として提示することを目指して考察します。
【1】若者の県外流出の増加
【1】-1 大学進学、就職先、若者の考えが原因
秋田県は高校進学率が高いです。私の周囲の人間も高校受験をしなかった人はほとんどいませんでした。というわけで、高校まで卒業するとしましょう。
高校生は進路について、(1)大学か(2)就職を選ぶわけです。
まず(1)大学進学した高校生のケース。
もちろん県内の大学に進学する場合もありますが、秋田県内に大学の数はそれほど多くないため、たいていの高校生は県外の大学に進学することになります。ここでまず流出が発生しますね。
つまり①大学進学が人口減少の原因のひとつです。ただ大学全入時代と言われる今、個人的にはこれはあまり問題にならないようにおもいます。むしろこのあとに挙げる就職先などが人口減少問題の解決に重要だと思います。
そして大学(または大学院まで)を卒業した後、大体の人は”良い”就職先を探します。ここから先ほどの(2)就職を選んだ秋田県内の高校生と状況が一緒になります。
いわゆる就活というやつです。起業やその他の道を選ぶ人もいるでしょうが、現代で一般的ではないと思うためここでは考察しません。
"良い"という部分は時代によって大きく変わります。最近は安定かつ福利厚生が厚い公務員が人気があるようです。また人気企業ランキングなどをみても、順位の高い企業には福利厚生の厚い大企業が多く、いわゆるブラック企業は順位が低くなります。良い企業が秋田にあれば、入社希望する若者が増え、その結果秋田の若者が増加するということになります。
つまり、②若者が"良い"と思う企業が秋田にないことは人口減少の原因になると思います。
ただし当然のことですが、価値観は人それぞれですから、一般的に良いと言われてるからといってその人とって良いとは限らないでしょう。また、お金を持ってる企業ほど、うちは良いと喧伝して優秀な人材を集めようとするわけですから一般的な企業ランキングの上位はCMで知られるような東証一部上場企業だらけです。
そんなこんなで就職を目指す若者は企業の採用試験を受け、説明会から面接を受けてお祈りされたりという試練を乗り越えて、晴れて企業に入社します。で、入社後配属先で働くわけですが、その配属先が秋田でなければ人口減少ですよね。
つまり、③入社後の配属先に秋田がないことは秋田の人口減少の原因です。
さらに、そもそも秋田県出身の若者が「地元に住みたくない」と思っていたら、いくら先に挙げたその①、②、③の対策を行ったところで効果がないでしょう。
個人的な話を例に挙げますが、私自身が実家を離れた理由の一つは親との不仲です。今でこそ秋田に帰って親を支えることを考えていますが、以前の私は実家に帰るなどあり得ないと考えるくらいには親と仲が悪かったのです(今もそんなによくないけどね)。よって必然的に実家から遠ざかる選択肢を選びました。こういう人間関係、特に親との問題から秋田を離れようとする県内の若者は、個人的には結構いるのではないかと思います。
他にも親しい人間はみんな県外に行くからとか、こんな人間関係のある土地にいたくないなど様々な理由があると思います。ただ私の場合は他の土地での生活を経験し、あの頃はダメだと思っていた理由も大した理由ではなかったことに気付き、秋田へ帰ることに前向きになりました。ですが、考えが変わらない人もいると思います。
つまり、④若者にそもそも「地元に住みたくない」と思わせることは人口減少の原因となります。
私は地元に住みたくないと考える大きな要因は人間関係だと思っています。もちろん他にも低賃金や気候など理由はあります。
【1】-2 対策
対策案は思いついたものをさらっと書くことにします。いつだれがどこでなどの具体性は皆無ですが、現状は見えてませんし、肉付けは後でもできますので。
①大学進学により若者が減少するということに対して、安直ですが大学に進学させないようにするという対策が浮かびます。ですが、個人的には反対です。月並みな理由ですが、世の中には大卒以上を募集要件にする企業が多いためです。もう一つ理由挙げれば、今後AIやロボットが活躍する時代が来ると予測されています。もし実現したら子供たちは将来AIやロボットを使う側であったり、それらができないことを学ぶ必要があると考えられます。大学はそのような内容を学ぶのに役立つと思います。他にもいくつか理由は挙げられますが、大学進学は可能ならばするべきというのが私の意見です。
進学させない以外に敢えて対策を書くなら、有名大学の研究施設を含む教育機関を秋田に作ってもらい、学生は1年間秋田県で過ごすというカリキュラムを設定してもらうことでしょうか。短い期間ではありますが、人口減少の対策にはなりますし、後にのべる【2】移住者を増やすため対策の一つにもなると思います。正直思いつきで書きましたが、お隣山形に慶応の研究機関があったりするし、熊本地震で東海大学の話があったりと、悪くないかもしれませんね。
次に、②と③に挙げた若者が良いと思う企業を増やすための対策についてです。個人的にはこれが人口増加に向けた最重要課題だと考えています。例えば先の大学の例と同じく優良企業の誘致することが一つでしょう。起業支援を行うことや、県内の企業をいわゆる優良企業に変革することを支援する体制を整えても良いと思います。繰り返しますが、大事なのは若者が働きたいと思える企業であることです。
続いて④若者が地元にいたくないと思わないために何をすればよいかということですが、当然ですが親との関係を改善することが一つです。また、地元で親以外で信頼できる人と繋がることも解決策になると思います。私は高校までしか地元にいませんでしたが、特に家族以外の人間と信頼関係を築くのが難しい土地のように感じました。家庭の事情を周囲の人間に相談することが一般的ではない県民性であるように思います。もし家庭内でしか人間関係を築けていない場合、家庭内で仲が悪ければ、こんな場所から出ていきたいと考えるのは当然のことでしょう。ですが、このとき友人や仲間、頼れる大人など信頼できる人がいれば、考え直すきっかけにもなります。今後は地域にいる人たちで家庭の問題を共有して、支えあうような意識と取組みが必要なのではないかと思います。こういう取り組みが秋田で生活したいという考えにつながるのではないでしょうか。
ここまで【1】県内の若者が流出する原因として、①大学進学、②良い企業の不足、③配属先が秋田ではない、④若者が地元に住みたくないと思うという4つの原因を挙げ、それぞれの問題への対策案を述べてきました。以降もほぼ同様の流れで進めます。
続いて、秋田県内の出身者ではなく、【2】県外からの移住者について考えます。
【2】移住者の減少
【2】-1 移住する理由はなんとなく魅力があるから
秋田県外から移住する人を増やせば人口増加に繋がります。かなり【1】で行った県内の若者を考える場合と似ていますが、故郷であるかそうでないかは、定住する上で大きな要素になると思いましたので、分けて考えます。
秋田県に住みたいと思って移住し、定住する理由としてどういうものが考えられるのでしょうか?ざっと考えると、①秋田県に魅力を感じたから、②どこでもよかったがなんとなくといった理由が浮かびました。
【2】-2 秋田県に魅力を感じたという人が移住するまで
①秋田県に魅力を感じて移住するという人がどういう流れで移住するのか考えてみると、(1)魅力を知る→(2)実際に行ってみて魅力を確認、または発見→(3)移住を考えるイベントの発生→(4)移住と定住といった感じだと思います。
(1)魅かれるきっかけは、人に聞いたり、本で知ったり、自分の脳内ファンタジーで惹かれて(?)など様々です。ここでいう魅力とは主に秋田の特色(自然、祭り、食べ物など)と県民だと思います。なかには(1)を飛ばして事前情報なしに行ってみる人も結構いると思います。
(2)で実際に行ってみて、魅力を実感できれば好印象を持つと思います。新しい魅力を発見することもあるかもしれません。あとで思いだした際に移住してもいい土地だなと思えることが大事でしょう。
(3)次に移住を考えるきっかけが必要だと思います。(2)でいくら好印象を抱いたからと言って、すぐに移住しようと考えることはたぶんないと思います。大体の人は最初から移住を考えて観光地に行ったりしないと思います(多分)。つまり、移住を考えるきっかけが生まれる必要があります。きっかけとは、天変地異やら政府の政策やら、会社の都合やら様々あると思いますが、仮に移住先を選べるきっかけが起こったとします。で、どこに移住しようか?と考えた際に秋田という選択肢があればよいわけです。この際にどうして秋田なのか?という問いに納得できる理由があれば移住に前向きになるでしょう。
(4)で、実際に複数の選択肢から秋田を選んで移住します。仕事や大学で秋田に来た人はいきなりここからスタートすることになります。実際に住んでみて出ていきたいと思うようならば余程のことがない限りは定住につながらないでしょう。中にはジプシーのごとく移住を繰り返す人もいるかもしれません。ともかく移住して、大きな不満が無ければ定住となり、結果人口増加に繋がると思います。
①魅力を感じて移住する人はこのような流れで定住するのではないでしょうか。
【2】-3 どこでもよかったがなんとなく移住してくる人
で、もう一つの②なんとなく移住ということについて。なんとなくで移住しないでしょと考えるかも知れませんが、福井県鯖江市の行っているゆるい移住がモデルになります。気になる方は調べてみてください。住んでみることを体験してもらうのはとても良い事業だと思います。行くのと住むのでは大きく違いますから。住めば都と言いますし、簡単に移住できる環境をつくることは移住促進に繋がると思います。また、魅力を感じている人でも簡単に移住できるようになります。
なんとなく移住を考える人も、先の(4)実際に複数の選択肢から秋田を選んで移住からスタートすることになると予想してますが、実際のところ不明ですね。
【2】-4 移住増加対策
さて、ここまでに移住を考える人を①魅力を感じて移住する人と②なんとなく移住する人の二つに分類しました。ではそれぞれに対する思いついた対策を紹介します。
①の対策について、先に述べました(1)魅力を知る→(2)実際に行ってみて魅力を確認、または発見→(3)移住を考えるイベントの発生→(4)移住と定住という一連の流れをより良くすることと、より円滑に進められる仕組みが存在することが重要でしょう。つまり、(1)魅力を発信し続けることが重要でしょうし、(2)実際に秋田に来たとき県民を含む秋田の特色に触れ合える機会があると良いと思います。(3)移住を考えるイベントについてはほぼ天に任せるしかないかもしれません。例えば妊婦さんが特に住みやすいように補助金を含めた支援制度と子育て環境を整えるなどは可能だと思います。対象を絞ることがポイントだと思います。(4)移住後に地域で住みよい街が出来ていれば定住に繋がるでしょう。逆に(1)から(4)までどれか途切れると、移住が進まなくなると思います。円滑に進められる仕組みですが、例えばA社に相談すれば、秋田の魅力を教えてもらえたりその発見を手伝ってくれたりして、実際に案内をしてもらえて、移住を考える相談にも乗ってもらえて、実際の移住を手助けしてくれるみたいな(案内するとなれば旅行業法、住む場所を紹介するなら宅建業やらなにやらで利権が面倒ですが…)。県から移住に関する民間事業へ助成金を出すのも手かもしれませんね。
続いて②なんとなく移住する人を増やすためには、なんとなく移住を考えたときに移住しやすい環境を作る必要があります。家賃と車代込みで1月あたり4万ぐらいで貸してくれる制度があればなんとなく移住者する人は増えるんじゃないでしょうか。または1年間住居無料で貸しますよでも良いかもしれませんね。募集人数少なめで少しずつなんとなく移住してくる人を集めたらよいと思います。魅力を感じて移住する人にとっても良い制度だと思います。
移住者増加に向けた対策はこんな感じです。
続いて、【3】県民が子供を産まないということについて考えます。
【3】県民が子供を産まない
子供の数を増やせば人口増加に繋がるでしょう。少子化は日本全体が抱える問題です。というかほぼすべての先進国に共通する問題ですよね。秋田は婚姻率、出生率、ワースト1位ですので、特に取り組んでいくべき問題と思えるのではないでしょうか。
まずこの問題を考えるに当たり、男女の出会いから始まる、子供を産み、育てるまでの全体の流れを考えてみました。
①出会い→②親密な交流→③性行→④懐妊→⑤出産→⑥子育て
こんな流れではないでしょうか。
つまり子供が増えないのは、子供を産むことのできる世代がこの流れを達成するのが難しいと考えているためだったり、実際に難しいためと考えられます。その理由は"若者が子供を産まない理由"とかで検索するといろんな意見がすぐに引っ掛かります。代表的なものはお金がないとか、相手がいないとかでしょうか。
若者が子供を産むためにどうしたらいいのかということについてですが、色んなところで言及されすぎてるのでこの記事ではこれ以上は特に考察しません。
ちなみに秋田県では少子化対策についてすでに動き始めているようです。秋田で結婚を考えている人や、結婚育児に関する制度を整えようとしている企業は支援を受けられるようなので、調べてみると良いと思います。この働きかけにどの程度の効果があるかはこれからわかってくることでしょうし、対策を打ち出していることについても評価できます。少子化は日本が抱える大きな問題ですから、ワースト1位の秋田県での改善は国も加わって行うべきともいえます。秋田以外でも日本のどこかで少子化対策の成功例を作る必要はあるでしょう。
また、大事なのは当事者が結婚を希望するかどうかでしょうし、子供がほしいと思うかでしょう。いくら県が主導で動いてると言っても、県に結婚しろと言われてするようなものでもありませんし、子供を産めよと他人に言われて産むわけではありません。この辺りの若者の意識をどう変えていくかが問題になると思います。
【3】県民が子供を産まないという問題については、以上です。あっさりです。
それでは最後の【4】県民が死亡するということについて考えていきます。
【4】県民が死亡する
【4】-1 死亡率と平均寿命
県民が死ななければ、数は維持できて、人口減少は起こりません。しかし当然でありますが、人は生き物であり、いつか死ぬものです。
はじめに①死亡率について考えてみます。県民が死亡するということ関連して、秋田県の抱える問題として、最初に触れました"死亡率、自然増減と、死因別死亡率の悪性新生物(がん)、脳血管疾患"が日本一高いという結果があります。
まずこれを聞いたら、秋田県にいたら死ぬ確率が高いんだ!とか癌になる確率が高くなるんだ!とか感じるかもしれませんが、それは間違ってます。
どういうことか説明しますと、死亡率とは10万人あたりの何人死亡したか?で割り出される数値です。
いったいどんな人が死にやすいのかなと考えると、高齢者でしょう。
秋田県 全国一の高齢化率で陥る「負のスパイラル」 - ライブドアニュース
で、上の記事によると秋田県は高齢化率(高齢者の割合)も全国1位です。つまり、高齢者の割合が大きい秋田県の死亡率が高くなるのは必然です。がんも脳疾患も高齢者ほどかかりやすい病気で、これらの発症率や罹患率、死亡率が1位になるのは、単純に高齢化率が1位であるためという解釈ができます。
つまり、死亡率を減らしたいだけなら若者を増やせば解決できます。
でも、本当はどうなの?秋田に住んでたら死にやすいの?という点が気になります。というわけでそれを知りたければ参考にするべきは都道府県ごとの平均寿命です。
上記URL(2017年当時)によりますと、秋田県は平均寿命では男性は下から2位(77.44歳)、女性は下から3位(85.19歳)となっています。男女ともに1位(男性は長野、女性は沖縄)とは約2年の差があるようです。全国平均では男性は1年程度、女性は半年程度下回っています。つまり、秋田県民は全国平均に比べて半年から1年程度早く死ぬというわけです。ちなみに最下位青森の男性は全国平均と比べて2年程度早く死にます。
正直、平均寿命と比較して半年から1年程度しか変わらんのかという感想も抱くかもしれませんが、ここでの目的は人口減少問題対策について考えることです。よって、県民の死亡による人口減少を防止するためには、平均寿命を伸ばすための対策が必要になります。
【4】-2 平均寿命対策
では平均寿命をどうやって伸ばすかということですが、実際に他県で行われている対策を取り入れることで解決できるかもしれません。ここでは効果が高いと考えられる対策を紹介します。一言で言えば、(1)減塩および冬季に家を温かくすること、(2)ピロリ菌対策だと思います。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenko-choju/kensei/soshiki/soshiki/kencho/choju/
(1)については長野県の前例があります。長野県庁のHPによれば、長野県が平均寿命1位を獲得できた理由は脳卒中対策のために減塩と冬季に家を温かくすることを普及させた結果であるようです。かつて脳卒中死亡率1位だった長野県は保健補導員制度という保健予防活動を推進する運動を行い、減塩運動と冬の寒暖差防止の普及につとめました。その結果、長野県は平均寿命1位の県となりました。同じように減塩運動と冬季に家を温かくする習慣を普及することで、秋田県でも平均寿命を延長させることが可能だと思います。
もう一つは(2)ピロリ菌対策です。ピロリ菌はヒトの胃に感染する細菌で、日本人の胃癌の主要な原因と考えられています。
http://www.gekkan-gan.co.jp/indexpro.htm
上記URLにあるように、日本癌学会によれば日本人の胃癌の98%はピロリ菌が原因だそうです。ピロリ菌感染者は20人に一人が10年後に胃癌になるという研究結果があります。また、最近ピロリ菌は胃癌だけでなく脳卒中、アルツハイマー病、動脈硬化など他の疾患の発症との関連も示唆されています。つまりピロリ菌対策を行えば胃癌だけでなく、脳卒中や動脈硬化の減少にもつながるかもしれません。
ちなみに塩分について。高齢者の比率が高いことはさておき、秋田県民の発がん率が高い理由としてよく塩分の高い食事と言われています。しかし、高い塩分を摂取しただけで胃癌を発症する動物モデルは知られておりません。ただし、ピロリ菌感染時に高濃度の塩分を摂取した際に、胃癌が起こりやすくなることは知られています。また、塩分量ならお隣の岩手県も同程度摂取しているようですが、秋田県の方が発がん率が高いことからも発がんの主要な原因が塩分の取りすぎとは考えにくいです(発がんに貢献はしてるでしょうけどね)。結局何が原因なのかを明らかにするためには疫学研究が必要ですが、調べてもほとんど見当たらないことから、全然行われていないのかもしれません。疫学研究がしっかり行われない限り、秋田県民の発がん率が高い原因は明らかになりませんし、原因がわからない限り対策も取れません。秋田県の健康事情を改善するためにはしっかりとした疫学研究が行われていく必要があります。
さておき、胃癌発症率が高い秋田県民はまずピロリ菌がいるものと考えて、除去を積極的に行うべきだと思います。除菌後に再感染を防ぐことも重要になります。現時点で感染経路としてわかっているものは、ピロリ菌感染者からの経口感染、糞便を介した井戸水の汚染による感染などのようです。
ただ、除菌してから胃癌を発症することもあるようです。現在ピロリ菌除菌後の疾患の予防法として確実なものは存在しないようです。最近アスピリンが家族性の大腸がんを予防することがわかってきましたが、海外の研究では胃癌も予防できると報告されています。こういう報告から胃癌予防法で思いつくとしたら、ピロリ菌を除菌してアスピリンと胃薬を飲んでもらうことでしょうか。さっさと秋田で予防介入研究を行えばいいと思います。ま、今後の医学研究に期待です。それと上下水道の整備も重要でしょう。
以上、疾患による死亡が原因の人口減少を防ぐためには、(1)減塩に取り組み、(2)かつピロリ菌除去と予防を行っていくべきだと思います。
【4】-3 自殺率
そして次に考えるのが自殺率です。これもまた死亡率と同じく勘違いを産みやすい言葉のようです。死亡率と同じく10万人当たりの数値として割り出されるわけですが、当然のごとく秋田県には高齢者が多くいます。自殺の主な理由の一つとして、病気が挙げられるため、高齢者が多い秋田県は必然的に自殺率が高くなります。
grading.jpn.orgこちらのサイトにも書かれていますが、自殺率が高いのは高齢者が多いためである可能性があります。別の統計をみると、死亡者1000人のうち、自殺した人の割合が最も高い都道府県は沖縄県で35.74人です。2位が東京で27.61人。一方秋田県は全国13位で23.64人です。こういうデータを見ると秋田県ははたしてそんなに自殺してるやつばっかりなのかと疑問に思います。
では実際60歳までに限定した場合、秋田県の自殺率は何位なのでしょう?
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/10sibou/dl/gaikyou.pdf
厚生労働省HPに落ちていたデータを独自に解析してみました。
計算方法@具体的には平成22年の年齢調整死亡数(自殺)という数値を使いました。年齢調整死亡数は、各年代(20-24, 25--29,....,55-59歳)ごとに10万人当たりに直した場合の自殺率が計算されています。この数値を単純に20歳から59歳まで全部足して、多い順からランク付けしてみました。これによって仮に全国の都道府県の世代ごとの人間の数が同じだとしたら、20-59歳の80万人のうち1年で何人自殺したのか求めることができます。(本来は総和じゃなく、20-60歳までの自殺者数から10万人あたりの死亡数に換算したほうが正確ですが、参考データということで)
結果が以下。
↑女性
↑男性
都道府県の各世代あたりの人口が同じであると仮定して、20歳から59歳までの男性と女性の自殺率を調べた結果、女性は13位、男性は4位でした(総和は80万人あたりの自殺者数(理論値)になります)。このデータを解析して思ったことを列挙します。秋田県の20-59歳の自殺率も1位ではないが高かった。特に男性の自殺率が高い。ただ意外と女性の自殺率は低めだった(それでも全国平均よりは高い)。
こういう結果が得られるわけだから、やっぱり働き盛りの世代でも自殺率は高め。すなわち自殺対策は特に秋田県の男性に対して積極的に行っていくべきなのでしょう。
じゃあ自殺予防には何をすればいいのかなということについては、これまた【2】少子化対策と同じく検索すればいろんなサイトで扱われています。ネット上では恋愛と心の病はPVを稼ぎやすいんですかね。というわけで、これについてもこのサイトでは特に考察しません。
ですが個人的にこれまた人間関係につきると思っています。また機会があれば触れさせてもらいます。【4】については以上になります。
まとめ
以上、人口減少の問題を4つに分解し、原因と対策について述べてきました。本記事では人口減少対策の全体像を掴むことを目的にしているため、既に秋田県で行われている人口減少対策などについてはほとんど触れていません。よって秋田県の人口減少対策を述べるというより、各都道府県として人口減少にどう取り組むべきかという内容にもなっています。
大きなフレームがわかったので、これ以降は①じゃあ実際に何がされてるの?とかを調べて、②それで実際私(たち)は何をするの?ってところを詰めていけば個々人の人口減少問題に対する対策が考え付くと思います。そして最後は行動ですね。
今後実際に調べていくと思いますし、これをすればいいっていう内容の記事も書くかもしれません。
ともかくここで考えました人口増加にむけて出来ることを行っていくことで、人口減少ワースト県から脱却できるのではないかと思います。
ただ、実行するに当たり様々な障害があるでしょう。
人口減少問題は一人で解決できる問題ではありません。スタートとなるワースト県からの脱出という想いと、秋田を発展させようという想いが一致している人たちと協力して輪を広げていき、実行することが大事だと思います。
中古車の選び方を調べた
実家である秋田に帰ったら、必ず足が必要になります。
すなわち車です。
田舎は車が無ければどこにも行けないと言いますが、逆に言えば車があればどこでもいけるのです。
東京はなぜか車があるとむしろ行けない(行きにくい)場所が多いようですが…さておき、じゃあ何の車買おうかなーと。
というかどうやって選べばいいのかなってことをいくつかのサイトを参考にざっくり調べました。
以下参考にしたサイトです↓
中古車購入で失敗しない為のポイント5選!【最低限抑えるべきは?】
中古車で試乗はできるのか?試乗の際の注意点|中古車の情報満載!Goo-net
眺めてざっくりわかったこと
・本体価格を安くして人を集めて、諸費用を多くとろうとする店に注意
・修「復」歴なしだからと言って、修「理」歴なしにはならない。しっかり確認。
・年間1万メートル走るように車はできている。1年あたり1万キロ計算に近い車がいい(←ほんとかな。そういうデータどっかあるんかね?)
・基本的に年式が古くなればなるほど安くなる
・一度試乗したほうがいい(エンジン音などチェック)
・太陽が出てる時間帯に部品ごとの色チェックとか、内装チェックとか、エンジンオイルなどチェックする
・購入後納車までだいたい1-2週間かかる
・2-3月は需要と供給のバランスが良いため、中古車価格高いらしい
とまあこんな感じ。
次に維持費について、調べてみました。
最初自動車税って何よとか、軽自動車税って何よとかぐるぐる調べて、最後にこれだという検索ワードを見つけました。
「軽自動車 普通自動車 比較」(気になる方はぐぐってみよう)
で、得た結論は明らかに軽自動車の方が維持費が安いですね
図は上記URL 東京都主税局HPより
例えば1年あたり普通自動車 1000cc 34500円 vs 軽自動車 8000-10000円ぐらい。
(軽自動車税は市町村ごとに税率がやや変わるため、注意が必要)
2015年3月以降の軽自動車税は増額したようですが、それでも普通自動車に比べて明らかに安い。
上記サイトによれば軽自動車はすぐぺしゃんこになるイメージですが、死亡率も有意差はない模様。
後はエコカーにするかだけど、そこまで高い車考えていないので、今のところは考えない。
もちろん手に届く値段にエコカーがあったら考えるけどね。
というわけでどう考えても軽自動車買いという仮の結論に至りました。
で、いろいろ調べた現時点での今後の作業を予想すると、
①自分が車を使う場面と目的を考える
→今のところ何を運ぶか分らないから、荷物多めに乗せれそうな軽自動車かな~。
②中古車販売比較会社で大まかな車種と価格を調べ、候補をいくつか調べる
→価格で車種絞って、後は見て判断かな~
③地元に帰ってから中古車販売店に行ってみて、最初の選び方についてチェックしてよさそうなら購入
→中古車売ってる店どんくらいあるんだろうな~
とまあこんな流れかなーと。
今後①、②をじわじわと実行する予定です。
③は秋田戻ってからですね。
とりあえず更新はここまで
金正男殺害に何故空港が選ばれたのか
金正男殺害事件が驚きのニュースとして世間の注目を集めています。
ニュース番組をみて思ったのですが、空港といえば人通りは多いし、監視カメラもあります。
危険物を持ち込むためのハードルも高い。
しかも国際空港となると警備が厳しいイメージを抱くと思います。
それなのになぜ空港が選ばれたのかよくわからないなと思ったため、個人的に考察してみようと思いました。
もちろん、別になにかしらの関係者ではないので情報もまるでありませんし、単なる一般人として考察を行います。
画像はwikipediaより、マレーシアのクアラルンプール国際空港です。
(クアラルンプールと聞いてまず水曜どうでしょうが浮かびました)
まず前提として、真相は未確定ですが北朝鮮による計画的犯行として考察を始めます。
あなたがもしも金正恩だとしたら、殺害場所に空港を選ぶ理由はなんでしょうか。
仮説がいくつか浮かびます
①金正男を計画的に殺害するためには空港を選ぶ以外になかった
①-1 警備上の空白が空港でしか生まれなかった
暗殺しないよう助けてほしいと金正恩にも直接手紙を送っています。
つまり、暗殺を警戒する正男の周囲には一定水準の警備体制が整っていたのではないかと予想できます。
例えばそれが、空港を出た後に警備されるような仕組みだとわかっていれば、空港を出た後は殺害が難しくなります。
金正男は空港以外では常にSPを付けるような警備体制だったならば、計画的犯行を行える場所は空港しかなかったと考えられます。
つまり警備上の空白をつくために国際空港を選んだという可能性が一つ浮かびます。
①-2 金正男本人が空港では油断していることがわかっていたため
計画的犯行ということは、普段正男の行動パターンは事前に調査されていたと思います。
そしてなんと顔にVXを塗り付けるという殺害方法が選ばれています。
個人的には針のようなもので毒物を体に入れるなどでもよいのではと思いました。
つまり、今回の殺害方法はひどく目立ちますし、殺害方法としても難易度が高いように思います。
確実に殺害するための計画で、このような殺害方法をわざわざ選ぶでしょうか。
ひとまずここでは今回の殺害法を選んだ理由はおいておきます。
まずこの殺害方法を実行するためには、普段から対象が警戒心を弱めている時間と場所を知る必要があると思います。
人が近づいてきて気づきにくい場所といえば、やはり人が多いところでしょう。
例えば、正男が普段の生活時と異なり空港では垢の他人と会話する場面が頻繁にみられるなど、
警戒心が薄いと思われる行動を取ることがわかっていたため、今回のような顔に毒物を塗るという殺害方法を実行できると考えたのでないでしょうか。
まさか警備の固い国際空港で殺されるとは正男氏も考えなかったのでしょう。
その心の隙をついたわけです。
①-1に述べた、警備状況と合わせて考えると納得しやすい理由です。
このように、①計画的殺害方法に空港を選んだ背景は金正男の警備状況と普段からの行動から空港しかなかったという理由が予測できました。
ですが、もしも空港以外でも殺害できるのに、わざわざ空港を計画的犯行の場として選んだとしたらどのような理由が考えられるのでしょうか。
②空港以外でも可能なのに空港で敢えて金正男を殺害する理由
②-1 国力の示威
空港を敢えて選んだ理由には北朝鮮の思惑が絡んできます。
まず、今回の殺害方法は難易度が高い。
イスラム国をはじめテロが警戒される国際空港で北朝鮮は殺害計画を実行しました。
つまり北朝鮮は要人を暗殺する気になれば警備厳重な状況下でも暗殺ができることを各国に示しそうとしたのではないでしょうか。
少なくともこれで、北朝鮮が暗殺を目論む場合に北朝鮮と交流のある国では殺害が可能であることが一つのケースとして実証できたわけです。
その気になれば、爆弾すら仕掛けられたのかもしれません。
要するに北朝鮮としての本気を示したわけです。
もしもこの後北朝鮮による犯行であると確定しないならば、はっきりいえばやりたい放題でしょう。
いくら他国が北朝鮮の犯行だと主張しても、北朝鮮は今回関係国に示している態度を今後も同じようにとるだけで良いのです。
ある意味世界中で俺たちはやりたい放題だと示したかったのかもしれません。
②-2 金正恩が目立ちたがりであるため
北朝鮮はミサイルの開発など、世界各国に対し挑発的な態度を頻繁に示しています。
挑発行為を繰り返す理由は、金正恩が注目を集めたいからと考えると納得できます。
何故注目を集めたいのかは生い立ちや北朝鮮の事情が絡むのでしょうが、例えば世界に対する影響力を持ちたいと考えているためかもしれません。
いくつかの殺害計画の候補がある中で、敢えて今回の殺害場所と殺害方法を選んだのは単純に注目を集めたいからと考えると納得できます。
北朝鮮を目立たせるために金正恩の部下が、敢えて難易度の高いミッションをこなして出世を目指したというストーリーも予想できますね。
考察は以上になります。
空港で殺害が行われた理由はまだまだ考えられますが、特に思い浮かんだものをここで紹介しました。
今回の事件にはまだまだ謎が多いです。
北朝鮮がいくら目立ちたいからといっても交友国との断交につながる行為を行う理由もいまいちはっきりしません。
北朝鮮の交友のあるマレーシアでの殺害で、犯行には同じく交友のあるインドネシア人とベトナム人を使っています。
北朝鮮以外の国が北朝鮮を瓦解させるために行ったとも捉えることができる事件です。
主犯は現時点で不明ですが、北朝鮮が介されたということは現時点で間違いありません。
もしも真相は闇の中となった時、今回この事件を計画した組織は北朝鮮を介して同様の犯行計画を考えることも予想できます。
例えば暗殺や犯罪ビジネスも可能です。
今後なぜ空港が殺害場所に選ばれたのかを含めて、真相を明らかにするべき事件です。
宅建のアウトプット①
*追記@171016 こちらの記事、ところどころ間違いがございます。流し読みするか、間違い探しに役立ててください。
宅建について勉強したのでアウトプット。あくまで思いだしで。
宅建とは、宅地建物取引士の資格のことを指します。世間の声によれば三か月ぐらいで合格できるらしい。基本的に社会について知らない人間なので勉強になるかなと思い、問題集と本を購入。みんながほしかった宅建の教科書、問題集2017年ですね。
いくつか本があるうち、これを買ったのは図がわかりやすそうだったからです。意図せずステマになってるかもw
それでは昨日から勉強を始めたニュービーによる宅建の説明を披露
まず勉強する内容は、①宅建とは何か?どんな仕事か?②権利関係③法律と税。
①宅建とは何か
まず宅建とったら何が出来るのっていうことですが、不特定多数の人と不動産や土地の売買、貸借ができるようになる。自分が所有してる物件を知人に貸すとかのレベルなら宅建は要らない。あくまで不特定多数の人と取引する場合だけに必要になる。
具体的にできるようになる業務は重要事項説明書を説明できる(35条の説明)と、売主と買主へ送る書面(37条)への押印と記名。宅建業者の事務所には5人に1人宅建資格保持者が必要。
ざっくりいえば、これだけの資格である。で、どうやって宅建とって、どうやって業務はじめるのか。
宅建の資格試験を受けましょう。1年に1回秋にあるようです。受かれば宅建合格者、その後2年以上宅建業に従事していた場合は免除だけど、登録者講習ってのを受けないと宅建取引士という資格を取れない。資格を取ったら宅建業初めていいかっていうと、正直ここまでが入り口。これで宅建とったどー状態。
じゃあ業務を始めるまで。まず宅建業始めるために法定講習ってのを受けて、都道府県知事にどこで事務所立てて宅建業はじめますぅーって申請したら免許を取れる。で、供託所か保証協会っていうのに加盟せんとあかん。供託所の場合、預けるお金1000万円。つまり1000万ないと宅建業は始められない?いいえ奥さん、高すぎるでしょ?保証協会ってのがあるんです。こちらに60万円預けたら始められますよ。これにて宅建業が始められる。
これが本筋。ここで説明した内容に、色んな状況でどうすんのっていう疑問が生まれるわけですが、それを学んでいく。辞める場合とか、都道府県をまたいで事務所設立した場合とか、未成年者が受験したらどうなるん?とか、ケースごとにどうなんのっていうのを知る。一応Q思いだした限りまとめるかな。順序とかは申し訳ない。
Q1 未成年者が宅建業はじめられるの?
Q2 どういう場合に免許取り消しになるの?
Q3 本店から支店を別の都道府県に出す場合の流れ
Q4 宅建業者が取引でもらえる報酬ってどのくらい?
Q5 廃業する場合どういう流れ?
Q6 免許更新の方法と時期は?
Q7 宅建業者同士で取引する場合の注意って?
Q8 35条や37条って何を説明するの?
ざっくりこんな感じだったかな。こういう枝葉はまだまだ未熟なので今後勉強します。思いだせないQすらあると思うけどね。
②権利関係について
権利ってなんや?って思ったら、法律用語みたいなのをよく学ぶセクションでした。さらさら読んで、ここが難関と確信。わかんないことだらけ。現状説明全然できん。
③法律とか
都市計画法で住宅地にする場所きまってまっせーとか、そんなの。これもまだ入り程度しか知らない。都市計画法以外に何があったかな。借地借家法か?
とまあ、こんな感じ。やっぱり、思い出すときに図が浮かんでくるのは、この本を買ってよかったところかな。大臣が紫色なのが無性に気になったり、ハトのマークの保証協会とか、特徴があるのはよろしい。
今後定期的にアウトプットの場に利用します。後で見出しでまとめないとなあ。