H29宅建試験までの軌跡と結果①

10/15宅建試験、行ってきました。

遂に解放されました。

今日は何もやる気がしないZE!

 

こんにちは、トリスフです。

 

せっかく宅建試験受けて参りましたので、これまでの勉強の軌跡と、結果をまとめて書いてみようかなと思います。

 

本格的に勉強を始めるまで

2017年2月

今後のために宅建はとっておこーと考えて、書店に宅建の教科書を探しに行きました。

いくつか立ち読みして、わかりやすそうなのをチョイス

結局買ったのはこちら

「みんなが欲しかった宅建士の教科書」

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こちらと、同じ問題集を買いました。

この教科書、①宅建業法、②権利関係、③法令上の制限というざっくり3つに分かれているんですが、3月ー4月にちょろっと教科書を読みました。

その結果、なんだ!宅建は簡単じゃねえか!とか思っていた時期が僕にもありました…

ただ、②権利関係はさっぱりわかりませんでしたし、③法令上の制限はさらっとよんで、途中で疲れたんで読むの辞めていました。

ちなみに、この辺りの記事として、宅建のアウトプット①があります。

 

2017年7月

この辺りまで、まあ大丈夫やろってノリでほとんど勉強していませんでした。

実家に帰ってきていたのもあり、雑務に追われていたっていうのもありますね。

そんである日、そういえば宅建の勉強もせんとなと思いまして、さらっと以前勉強しなおした内容を読み返し、かつ読んでいなかったところを頑張って読み返しました。

この時も権利関係だけはまったく理解できなかったように思います。暗記ばっかりやん、読む気しねー、と。

 

それで過去問を解いてみたんです。

私が使っている問題集では、最初H23の過去問から始まるんですが、結果、

問題文がまったく理解できませんでした

まるで知らない単語ばかり。なにこれ?難しすぎない?えっ、あたしの理解度低すぎ…と思ってしまいました。例えば根抵当権。教科書に載ってなかったろこんなの!と思って調べてみたら、巻末の参考編にちょろっと乗っている程度。しかもそれ読んだけど理解できない。結局、意味不明な用語をググりながら最後まで頑張って解いたところ全部で5時間かかりました

これはヤバイ。まじで勉強せんとあかんと思ったのは、この時だったわけです。

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がっつり学習開始

2017年8月

民法の学習

で、何度もググっているうちに、自分には民法が足りないんだ!と気づきました。

試験を終えた後だから言えますが、「みんなが欲しかった宅建士の教科書」には明らかに内容が薄すぎる分野があり、この教科書だけを学習した人は絶対に合格できないと思います。

足りない分野として挙げられるものは、①民法、②借地借家法等の賃貸借関係、③不動産登記、④税関係ですかね。

これらは別の参考書を読むなり、HPで学習したほうが良いです。ただし、それ以外の分野については最初の理解としてかなり役立ってくれたように思います最初の一歩としては悪くない本だと思います。実際宅建業法などは35条などでやや不足は見られますが、ほとんど網羅していましたし、過去問を解いて多くても3問ぐらいしか間違わない程度にはなることができました。

 

さておき、この時民法が足りないと気づいた私が取った行動は、図書館で民法の基礎知識の本を読むことでした。読んだのは、

はじめての民法総則

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民法のしくみ

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この二冊を使いました。結構わかりやすく、民法についてそれなりに知識がついたように思います。

これでも宅建試験に合格する民法知識としては不十分ですが、最初の理解の助けにはなりました。これを読んだ結果、劇的に宅建過去問の民法が読め、理解できるようになっていて、テンションがあがりました。

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↑こんな感じ

この時、調子に乗って宅建のアウトプット②を執筆しました。

 

民法の問題文が読めるようになってから、改めて「みんなが欲しかった宅建士の教科書」をしっかり学習しました。

この時点で、「この教科書の民法はまるで役に立たない」ということを認識したわけです。

というわけで8月で少なくとも民法をざっくり理解して、教科書の理解はしっかり行いました。

 

2017年8月後半-9月

試験前までに問題集は最低3周しなければ受からないという情報をキャッチしたので、問題集を延々と解くという作業を開始しました。

ちなみに、前回5時間かけて解いたH23年の過去問を再度解いたところ、32点でした。この点数では不合格ですが、やはり二周目というのは効果が高いことを実感しました。というわけで問題集は3周はせんとなと思いました。

H28年の問題以外(試験直前に解くため)、問題集の過去問をまず一度すべて解き、その都度解説を読んで間違ったところを学習するという作業を行いました。(H28を除く、過去問1周目

この時、まず間違うという前提で、時間をかけてもいいから問題を理解し、答えを理解して出来るだけ覚えることを優先しましたね。解いた時間も1時間半オーバーが多かった。

ちなみに1周目、過去問の点数は49点満点中(統計がないため-1)、大体20-25点ぐらい取れました。

つまり、これが「みんなが欲しかった宅建士の教科書」と民法関連の本を2冊読んだだけの人間が試験をとりあえず受けてみた場合の点数というわけです(この時点で、理解度は7割程度かと。試験に出る数字はまるで覚えてませんでした)。

やはり教科書を覚えるのと問題を解くのは違うなと実感しましたね。

 

1周目に続いて、過去問2周目

前回解説もしっかり読んだので、次は覚えていれば答えられるはずです。

実際に解いた結果、点数はかなりばらつきがありましたが、27-39点ぐらいでした。

2周目で宅建業法にほとんど間違いがなくなっていることに気づきました。

ただし、どうしても体系的理解が薄い部分があり、そこを毎度間違っていることに気づき、「みんなが欲しかった宅建士の教科書」を再度開いたのですが、「この本100%理解してもこの問題解けねえじゃねえか!」っていう部分続出です。それが、先ほどこの教科書に足りないと思った、「①民法、②借地借家法等の賃貸借関係、③不動産登記、④税関係」となります。

というわけで、9月末からこちらのHPで学習を始めました。

takken-hiroba.comこのHPでざっくり全体を見たのち、足りないと思った箇所をガッチリ学習。これが終了したのが10月初週ぐらいですかね。

ちなみに、9月は勉強漬けで、ヘロヘロになっているところで近況を執筆しました。

 

追い込み

2017年10月

10月初週ごろに先ほどのHPの内容のインプットを大体完了。

そこから自分で設定したスケジュールは以下。

①2周目に間違えた問題だけを再度解く(解き方を工夫し、平均1時間で解けるようになりました)

②間違えたら、その分野を学びなおし。

③統計対策と、法改正対策。それと宅建業法(条文)を2回は全部読む。

④2日前にH28年を解く

⑤前日に、H28を含めて、今まで間違った問題を再度見直し、教科書もざっくり見直し。特に数字を中心にチェックする。

という流れです。

 

特筆すべきは④2日前にH28年を解くです。解いた結果、なんと28点(合格点数は35点)

やべえええええええ

となり、間違った内容をみるとミス連発でした。これわかっとるやんけ、って問題が7か所ぐらいありまして、つまり全部正解してやっと35点。この年の合格点は35点なので、ミスがない場合にギリギリなわけです。というわけで、一度解いた問題をどうやって見直してミスを少なくするのかという対策を急遽考えだし、前日に方法を確立するというスケジュールが組まれました。そんなこんなで宅建試験当日を迎えます。

 

宅建試験当日

試験前やったこと。

①統計対策、法改正対策

②特に暗記系の箇所を重点的に見返す

③教科書全体速読

④前日見つけた、宅建みやざき塾(←動画リンク)のH29年前日講義を見る

こんなところです。特に、④のみやざき塾ですが、民法で「この条文は規定されているか」という問いが出てくるのですが、その対策に役立ちました。この手の問題は完全に諦めていたのですが、解き方があるんだなーと。1-5全部はみてませんが、前日にチェックしておけばよかったなーと思いました。

 

試験の流れ

あまり試験の進行を詳しく書いているHPを見つけられなかったので、詳しく書こうと思います。秋田県の場合ですけどね。

まず、会場には11:30から12:30まで入室しなければなりませんでした。

12:30頃、試験官が「12:40に試験を開始しますので、トイレに行きたい方は行ってください」などの諸説明。携帯電話、タブレットの電源を切って、指定の袋に入れるように指示を受けました。その他、注意事項などの説明を、確かこのタイミングにしたはず。会場には時計が掛かっており、腕時計も持ってきましたがなくても大丈夫でした。

12:40 解答用紙が配られます。名前を漢字で書くように言われました。それ以外フリガナ、受験番号などは既に打ち出されていました。

12:50頃 問題用紙が配られました。開けないように言われました。ところが、よく見たら問題文が透けて見えました。これは頑張ればお得か!と考え、ちょっと頑張りましたが、ここで集中力を使うことは無意味と感じてやめました。ちなみに、代理とかそういう文字が見えました。問1は代理に関する問題なんだなと、ちょっと心の準備が整いましたね。

13:00 チャイムがなって試験開始です。この時に13:30頃に試験官が顔を確認するというアナウンスがありました。

この後、終了30分前と、終了5分前に時刻を知らせるアナウンスと、名前を書き忘れていないか確認してくださいというアナウンスがありました。

15:00 チャイムが鳴って、試験終了です。

 

で、実際にどういう流れで解いたかです。

まずマイルールですが、問題文の重要な言葉には下線を引きました。また、正しいか、誤りか、違反するかという部分にも下線を引きました。

選択肢を読んで、二度見して理解しづらいものについては、下線を引いて理解するようにしました。

知らない選択肢には「?」、どっちだっけと迷うものには「△」、正しいものには「〇」、間違いには「×」を付けました。また、違反するかという問題については、違反するものに「ス」、しないものに「シ」を付けました。また、多分正解などは、「〇?」などと記入しました。

後でじっくり検討しなおすべき問題には、丸を付けておきました。

自己採点できるように選んだ選択肢に〇を付けておくことを忘れず。

ここまでがマイルール。マイルール実践は過去問を解いているときに練習しましたね。

 

で、実際に解いた順番など

まず問48(統計)を解き、問46-50を解きました。いわゆる暗記系ですね。

次に問26ー45(宅建業法)を解き、問11ー25(借地借家法、その他の法令、税等)を解きました。

民法突入直前、時間を確認したところ、13:40(40分経過)でした。

最後に問1-10を解きました。解き終わった時点で、14:05(65分経過)でした。

マークシートに答えを記入しました。記入後、再度順番を間違えていないか確認しました。この時点で大体14:20(80分経過)

先ほど解いた順番に、問題を見て、正解として選んだ選択肢を読みなおして、間違いないことを確認しました。この時、「△」、「〇?」などが多い問題はじっくり見返すようにしました。結果、5問ぐらいは修正したと思います。

なんとか時間内に全問見直しを終えて、最後まで答えがわからない問題の選択肢に時間をかけました。そして試験が終了。

 

H29年宅建試験、自己採点結果

いくつかの予備校が発表している速報を参考に自己採点を行ったところ、私の点数は34点でした。そして合格予想点数は予備校の発表に依れば、33-35点

崖っぷちやんけ!

ある意味直前に解いたH28年の結果が、自分の実力を示していたように思います。ミスがなければギリギリ合格ラインという。

直前に修正した問28、4が正解らしいですが、悩んだ末に1に修正したんですよね。それを修正していなかったら35点だった。うーん、悔やまれる。

専任代理契約なんて初めて見ましたよ。専任媒介契約とちゃうんかい!

というわけで、後は神に祈るのみです。

まーでも、今年絶対に受からなければならないっていう理由はありませんし、そこそこ気楽です。

ケセラセラって感じですよ。ガハハハ

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もしも来年受けることになったら?

こちらは備忘録として、自分用に書いておきます。

まず、来年は出来るなら45点は狙いたいところですね。

私の勉強した教材では、運が絡まないとして、100%完璧にやったとしても今年は40点ぐらいがmaxだったように思います。

10点は運に頼るしかない問題が出てきたように思います。

おそらく50点を狙える教材は存在しないと思います。毎度専門家でも悩む問題が出るそうですから。

つまり、①めっちゃ詳しく書いてる教材を勉強しなおし②マニアックな問題を沢山用意している問題集を解くことで、来年は確実に受かるように思います。

①については、少なくともH29年の試験で私がわからないと思った内容を、H29年宅建試験対策として教科書に内容が記載されているかどうかで判別がつきそうです。②も、同様に今年わからなかった問題と同様の問題が掲載されているかで判断が付きそうです。

 

まとめ

①私は、独学で、大体期間に直すと3カ月宅建の勉強をしました。(勉強時間は1回大体4-5時間で、毎日勉強できたわけじゃないことを勘案しざっくり-50して、4x90-50=310時間)

②勉強方法は先述の通り。

③結果、H29年の宅建試験の点数は34点でした。この点数は合格か不合格かの境目の点数らしいです。

これから独学で宅建試験を受けようとする方は、参考にして頂ければ幸いです。

 

以上、久しぶりに長い記事を執筆しました。

次は他の資格に挑戦してみてもよいかもしれませんね。

資格マニアの血が騒ぎだしていますよ。

 

本日は以上になります。

 

171129追記、続きの記事はこちら

 

t3akt.hatenablog.com